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不安障害(SAD) 闘病7ヵ月 克服のために取り組んだこと

不安障害(SAD) 闘病7ヵ月 克服のために取り組んだこと


こんにちは!

 

今回は不安障害の闘病7ヵ月のレポートを書いてみました。

徐々に快復に向かっている感じですが、
これまでの振り返りや、改善へのターニングポイントなどに気付けた内容になっています。

今後の抱負なども少し書かせていただいています(∩´∀`)∩

この記事でわかること
  • 不安障害発症から現在までの振り返り
  • 治療には自己改革も必要だったこと
  • 改善へのターニングポイントは何?

このテーマはちょっと想いが強く、毎回長文になるので大変です(笑)。
それでも2,000文字くらい削ったんですけどねw

気になるところだけでも読んでいただけたら嬉しいです(*^^*)。

 


 

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【わたしの日記】管理人:こたつ
こたつ

 

 

<振り返り>不安障害発症から7ヵ月

<振り返り>不安障害発症から7ヵ月(不安障害闘病7ヵ月レポート)

 

ここでは、不安障害発病から今までを振り返ってみます。

このよう闘病の歴史をまとめることは、わたしは思考を整理したり快復へ向かっている実感を確認できます。

それと、いろんな努力をしてきたことも振り返ることができるので、達成感も感じられて、自分には合っているフレームワークかなぁと思っています。

 

闘病
期間
できごと/身体(心)の変化など



'21年8月23日~
◆不安障害 発病◆

  • 心に異変を感じ、精神科受診。医師より「社会不安障害」と告げられる。
    14日間の抗うつ薬フルボキサミンマレイン酸塩錠25mg)を処方される。
  • 初診の日を含め、3日間会社を休む。
    心をギュッと強く握られ続けるような感覚。苦しい、不安、会社が怖い。
  • 突発的な症状だと思っていて、1週間くらいで回復するだろうと考えていた。



'21年9月23日~

  • この時点で3回目の治療。病状は最初のころより悪化している。
    抗うつ剤増量(フルボキサミンマレイン酸塩錠50mg)。
  • 徐々に職場に慣れてきて、不安や緊張は若干薄らいでくる。
  • 薬の副作用になかなか慣れずにキツイ(倦怠感・下痢)。
  • 10月4日付で部署異動を命ぜられる。
    急にまた環境が変わったことで、一気に症状が悪化する。
  • 体調がすぐれない日が続き、10月10日より欠勤するようになる。→ 10月20日付で退職。



'21年10月23日~

  • この時点で4回目の治療。1ヵ月に1回通院のローテーションになる。
  • 依然として薬の副作用に慣れず。朝ベッドから起き上がれない。
  • 11月11日ハローワークにて失業給付の手続き開始。
    求職活動は諦めて、身体を治すことに専念する。
  • リハビリの一環でブログの執筆を開始する。

👇 不安障害発症から3ヵ月経過したときの記事です




'21年11月23日~

  • この時点で5回目の治療。
  • 副作用に慣れ始める。軽い倦怠感。朝が最も怠い。9時頃までベッドの中。
  • 求職活動はできていない。
  • 心の状態は、不安を感じることが日に何度か起こる(原因不明)。
    何かを心配している、何かに怯えているような感覚。
  • 1日中、自宅で静かに過ごす日々を送る。
  • 心と体が衰えないように、できる範囲で自己流リハビリメニューに取り組む。
    ①ウォーキング ②ブログ執筆 ③夕食づくり など。



'21年12月23日~

  • この時点で6回目の治療。
  • 副作用ほぼ感じられず。朝は7時頃にはベッドから出られるようになる。
  • リハビリに取り組んで1ヵ月くらい経過。
    体力がついてきた感じ。家事全般あまり億劫がらずできるようになる。
    少しずつ “行動する” ことへの意欲が湧いてくる。
  • たまに不安をいだくことがある。
    そういう病気だと思うことにして深く考えることを止める。
  • 求職活動を始める。まずは相談員さんと面談を重ねる。
  • 晦日に妻の実家へ泊る。(わたしが原因ではないが)義父・義母の機嫌があまり良くなくて、その空気感に堪えられず、夕食を食べられなかった。→ 対人恐怖が克服できていないと悟る。



'22年1月23日~

  • この時点で7回目の治療。
    治療の経過が良好との判断で、抗うつ剤の量が減らされる。
  • 薬の副作用ほぼ無し。朝の目覚めスッキリ。
  • 不安や心配になることはたまにある。仕方ないと諦める。
  • リハビリの内容を少しずつハードにする。
  • 求職活動を本格的に始動する。普通に仕事探し。
  • 対人恐怖が徐々に薄らいでくる。

👇 不安障害発症から6ヵ月経過したときの記事です




'22年2月23日~(現在)

  • この時点で8回目の治療。
    通院はこれで最後と医師より見極めをいただく。
    前回よりさらに減薬となり、調子の悪いときに服用するよう指導を受ける。
  • 薬は飲む日と飲まない日がある。
    飲んでも飲まなくてもあまり変化がない。
  • 求職活動がうまくいかず、生活面や支払い関係で不安を感じることはある。
    病気の症状である強い不安や緊張というより、普通の人が普通に抱く不安という感覚。
  • 油断せずにリハビリは日々こなして精神鍛錬を目指す。





'22年3月23日~

  • 薬はまだ1ヵ月分くらい残っているので、異変を感じたら素直に服用する。(不調に対して我慢や抵抗をしない
  • 変わらずリハビリを毎日淡々とこなす。
  • 人との会話やイベントへの参加を積極的に行い、社交性を強化する。そのときに感じる不安や緊張について振り返ることも大切。自分を理解して克服に向けた練習。
  • 再就職を決める。(ってかこの1ヵ月で決めないとヤバい・笑)
  • 忙しい環境、やることがたくさんある日常、自由にならない時間など、社会的に束縛された環境に身を置く経験を増やす。

 

 

不安障害克服に効果的だったこと

不安障害克服に効果的だったこと(不安障害闘病7ヵ月レポート)

 

以下に挙げる内容は、わたしには合っている方法です。
不安障害と闘うすべての人に当てはまるものではないと思いますので参考程度にご覧ください。

 

リハビリに取り組む

項目
詳 細
なぜそれが不安障害克服に有効だと考えたのか
  • 抗うつ剤だけでは病状の改善が実感できなかったから。
  • 病状が “和らいでいる” かも知れないが、心が  “強くなっている” と思えなかったから。
  • そのため、治療と併せて「心を鍛える」必要があると感じた。
<計画>
なぜそれが良いと考えたのか
  • 毎日のウォーキング
    一定のリズムを刻むことが精神安定に良いらしい。
    歩く(ステップが一定のリズムを刻む)ことにした。
    体力の衰えも防ぎたかった。
  • ブログの更新を続ける
    “やめる” “諦める” 弱い心を治したかった。ブログの内容に拘わらず、“続ける” ことに意識を向ける。
  • 夕食を作る(家事全般)
    自分に “仕事” を与えたかった。「誰かのために」頑張ることで、社会性を育む練習をする。
  • 積極的なコミュニケーション
    いわゆる対人恐怖症克服のためのミッション。他人に話しかける、感謝を伝える、雑談を楽しむ等。コミュニケーションの練習台になってもらう。

<成果>
良くも悪くも現在までに感じていること

◆ ウォーキング

  • 悪天候の日のウォーキングは精神鍛錬に貢献してくれた。
  • 趣味のトレッキングや写真を楽しむことができて、目的の幅が広がった。
  • 高いモチベーションを維持できるようになった(浮き沈み少ない)。
  • 痩せた(笑)。

◆ ブログ更新

  • なんとか更新できている。
  • ネタが無くても、無理やり探してでも更新したい気持ちが芽生えてきた。 → 諦めない心
  • 他のブロガーさんの記事を読み、たくさんのことを学べている。

◆ 夕食を作る

  • 家計や栄養バランスを意識できるようになった。
  • 体調が良くなった、痩せた(笑)。
  • 料理レパートリーが増えた。
  • 定時刻に行動するスケジュール感を意識するようになった。

◆ コミュニケーション

  • 相手の表情や仕草に敏感だったのが、気にならなくなってきた。
  • 「相手は相手」、「自分は自分」と割り切れるようになった。
  • 会話がスムーズでないときに、相手のことや自分の心境などを考え改善するようになった。
  • 謙虚で優しい振る舞いは、誰もが相手に求めている態度だと分かった。

 

不安・緊張の原因を見極め対処する

項目
詳 細
なぜそれが不安障害克服に有効だと考えたのか
  • 対人恐怖・苦手意識が病気の原因だと考えた。
  • コミュニケーション能力の低さを改善したい。
  • これらは “鍛える” ことが打開策だと思った。
<計画>
なぜそれが良いと考えたのか
  • レジの店員さんに感謝する
    「ありがとう」と言うだけで、一瞬だがコミュニケーションを感じられる。
  • 見知らぬ人 3人/日に挨拶をする
    店員さん作戦同様、コミュニケーションを感じる練習。
    ついでにひと言ふた言の世間話ができる可能性も高まる。
  • 会話中相手の目を見る
    目を逸らす癖(逃げる姿勢)を克服したかった。
    真面目にコミュニケーションをすることが必要と感じた。
  • 大勢の中に溶け込む
    対人恐怖症、緊張克服のためのミッション。話しかける、感謝する、雑談を楽しむ。周囲をその練習台にする。

<成果>
良くも悪くも現在までに感じていること

◆ 店員さんへありがとう

  • 自分から話しかける練習になっている。
  • 感謝することが気持ちいい。

◆ 3人に挨拶する

  • 自分から話しかける練習になっている。
  • 3人達成するまで諦めない心を育んでいる。

◆ 相手の目を見て話す

  • 相手のペースに飲まれない。
  • 信頼関係構築がスムーズになる?
  • 初対面の人にも緊張しなくなってきた。

◆ 大勢に溶け込む

  • 孤立を防げる。
  • 集団行動に抵抗が無くなってきた。
  • 情報の量と質が良い。

 

何事も続ける

項目
詳 細
なぜそれが不安障害克服に有効だと考えたのか
  • 継続力強化 =「逃げ癖」を治したい。
  • 続けることに大きな価値を期待している。
  • 逆境や困難に立ち向かう勇気を持ちたい。
<計画>
なぜそれが良いと考えたのか
  • 上記課題に毎日取り組む
    リハビリ、ブログ更新、コミュニケーション練習など、続けることで精神が鍛えられると思う。
  • 挫折しそうな自分を意識する
    止めたくなったときの心境や体調などを分析することで、対象法を見つけられそう。
  • 誘惑に負けない心づくり
    TVやゲームなどの娯楽、お酒、悪天候など、取り組みを妨げる理由に打ち勝つ心を育みたい。

<成果>
良くも悪くも現在までに感じていること

◆ 課題に毎日取り組む

  • 習慣化に成功できたものが増えてきた。
  • 1日2日休んでも3日目から再スタートを切る自分を許せるようになった。
  • 「着手する」ことが大切だと学んだ。

◆ 挫折しそうな自分

  • モチベーションの波の傾向が分かった。
  • すごく頑固な性格だと気付けた(笑)。
  • 簡単なこと単純なことも “大きな壁” と思い込んでいる性格だと分かった。

◆ 誘惑に負けない

  • 誘惑に負けても、目標を見失わないように意識できている。
  • 誘惑に負けることを悪いことだと思わなくなった。
  • 自分の状態に合わせてメリハリをつけられるようになった。

 

不安障害快復の兆候は発症5ヵ月目から

不安障害快復の兆候は発症5ヵ月目から(不安障害闘病7ヵ月レポート)

 

不安障害を発症して5ヵ月目に入り、治療(通院)は6回目を終えていました。

いこれまでは薬の副作用に慣れず朝起きられなかったのですが、徐々に早起きできるようになってきます。

 

この頃はリハビリに取り組み始めて1ヵ月くらい経過した頃でした。

体力がついてきた感じです。

 

ひどいときは、何もやる気が起こらず、1週間もお風呂に入れなかった時期もあります。

簡単な家事(洗い物や洗濯など)もできなかった。
一日中自分の定位置に座り、過ごす日々が続いていました。

 

“明確に変わった!” というタイミングは無かったものの、少しずつ “行動する” ことへの意欲が湧いてきました。

 

毎日お風呂も入れる。料理、洗濯など家事もできるようになります。

抗うつ剤の効果があるのかもしれませんが、それにプラスしてリハビリの成果が出てきたのだと信じています。

 

ウォーキングや夕食づくり、ブログの執筆などです。毎日やると自分に課しました。

  • やってもやらなくても特に迷惑をかけることではない。
  • 気分次第で怠けたとしても怒られることではない。
  • 今までやってこなかったので途中でやめてしまう可能性が高い。

 

でも、今までの人生でそうだったように、途中で放棄してしまう悪い癖にはいつも悩まされていました。

今は仕事もしておらず、ずっと家にいて時間も余裕もあるのだから、せめて自分の決めたことくらいは頑張って続けてみようと決めました。

 

その取り組みが良かったのかもしれません。

ネガティブ思考の支配から、少しずつポジティブな領域が広がっていく感覚になります。

 

1番の収穫としては、(持論ですけど)抗うつ剤がアクティブな行動と相性が良さそうなところですかね。

薬は心の不調に作用するだけでなく、元気なとき、ポジティブな感情でいるときも、それらを助長してくれる作用がありそうだなってことが分かりました。

いわゆる相乗効果があるんじゃないかと。

 

本当に少しずつ・ゆっくりですけど、気力も体力も上向きになっていった感じで、わたしの場合この時期がターニングポイントとなりました。

 

健全な不安が嬉しい

健全な不安が嬉しい(不安障害闘病7ヵ月レポート)

 

「不安障害(SAD)」は、文字通り “不安に苛まれる” 心の病気です。

いつも何かに怯えている感覚でドキドキしています。
心臓をギューッと掴まれているような強い不安です。

何が原因なのか、何に不安を感じるのか、分かりません。
そのことが苦しいし、そのために身体に力が入らなくて動けなくなるほどです。

 

わたしの場合、急な環境変化や、ガラリと一新された対人関係についていけず発症したのではないかと想像していますが、実のところよく分かっていません。

 

そういう「気持ち悪い不安」は、今もたまに出てくるのですけれど、発症から7カ月経過した今では、頻度も強度もだいぶ緩やかになってきました。

 

現在では、収入のことや再就職のことなど

「不安の原因」が分かります。

 

「多分、これが普通に感じる不安なんだろうなぁ。」と思うと、少し嬉しかったりもします(笑)。

いやいや、収入や再就職に悩んでて嬉しいとか、変態みたいなこと書いちゃいましたけど(笑)、真剣に悩んでいますよ!

でも、病的な不安ではなく『健全な不安』を抱けるようになったことも、病状が改善されていると実感できる、変な気付きを得たというお話です(*^^*)。

 

不安障害闘病7ヵ月目の報告まとめ

まとめ(不安障害闘病7ヵ月レポート)

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

この病気からなかなか脱出できず、長期間苦しんでおられる方も多くいらっしゃると思います。
これまでのわたしの闘病の経緯や成果などは、あくまでもわたしだけの体験談として捉えていただければと思います。

今回の記事まとめ
  • 不安障害 闘病7ヵ月を振り返りました
  • 不安障害克服に効果的だった取り組みを
    いくつか挙げてみました
  • 発症5ヵ月目から改善への兆候が
    見られ始めてきました
  • 「普通の人が普通に抱く不安」を感じ
    られるようになったことが嬉しかった

病気や怪我を予防することが大切であるように、心も健康で強く保つことは言うまでもありません。

今ではメンタルヘルス、メンタルトレーニングに関して様々な情報が手に入りやすいです。
ぜひご自身に合ったものを見つけてチャレンジしてみてください。

 

👇 メンタル強化の参考になる記事です

 

このことが延いては「自分自身を大切にする」ことに繋がっていくと信じています(∩´∀`)∩

次は闘病8ヵ月のレポートをまとめてみたいと思います!

 

それではまた~

 


 

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