<冬の森林浴>ひとり森での過ごし方 実践レポート
森林浴やトレッキングは、リラックスとか軽い運動のために、この半年くらい取り組んでいます。
今回の記事では、私が実際にひとりで森林浴を楽しんだ様子をご紹介します。
冬でも森林浴へ出かけたい!チャレンジしたいけどひとり森林浴は勇気が出ない!と考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい!
森林浴に対する難易度が下がります!カンタン!
自分流の楽しみ方こそ、森林浴の本質だと理解できます!
冬の森林浴にお出かけ前の準備チェックできます!
森林浴とは何か
「森林浴」は、
森林内歩行に特化した「気候性地形療法」から生まれた考え方で、森のきれいな空気に浸って精神的安らぎを得ることを目的にした健康法です。
科学的には樹木が発散するフィトンチッドと呼ばれる物質が精神安定に作用しているとされています。
日本で誕生したアクティビティですが、今では海外でも人気となり、日本語の “しんりんよく” という発音が、そのまま使われ『Shinrin-Yoku』として認知されています。
(“シンリン・ヨウク” と発音されているみたい)
している必要はありません!
自然を楽しむ気持ちがあれば十分!
海外の森林浴動画をご紹介
ナレーションは英語ですが、森林浴のイメージが伝わる内容です。
5分ほどのショートムービーですのでぜひご覧になってみてください。
わたしの森林浴レポート(2022.02.28)
この章では、2022年2月28日実際に私がひとりで森林浴を楽しんできた様子をご紹介します。
その景色の場所で、森林浴としてどのように楽しんだのかを書いてみましたので、ご想像いただきながら読み進めてみてください。
今では毎週のように楽しんでいます♪
以前わたしが森林浴について書いた記事も併せてご覧ください!
冬の森林浴はこんな装備で森に入ります
まず冒頭ということで、【冬の森林浴・準備装備 編】です。
イラストですけど、私の場合、これにかなり近い恰好で森に入ります。
都会の自然公園みたいなところであれば、暖かい恰好さえしていればよいと思いますが、市街地に近い低地でも、もし森や里山の中へ入るようであればこの程度の装備はしておきたいです。
あと冬の外気は思った以上に早い時間で身体を冷やすので、絶対に滞在時間のリミットは1時間~2時間までと決めておくべきです。
これがなかなか厄介でして、身体は冷えるだけで、ものすごく体力を消耗します。
調子に乗って長時間やってしまうと、翌日全身筋肉痛になるってこともあり得ます。
それと、ひとりで行なう場合はスマホを忘れずに。
写真撮影に夢中になって、うっかり落とさないようにストラップで首にかけておくと安心です。
冬の川と樹々のコントラストを楽しむ
森(山)に入ると、川沿いに道があることが多いので、このような景色に遭遇します。
冬季は凍てつく寒さの中でも、絶えず流れる川のせせらぎと、春を待つ樹々のコントラストは神秘的です。
数枚風景写真を撮影した後、渓流の透き通った水をただぼーっと眺めていました。
規則性のない水の動きは、ずっと見ていられます。
雪景色というのも、冬ならではの世界観を感じられて最高です!
自然の中で生き抜く動物たちの息吹を感じる
人が踏み入れていない場所には、“けもの道” があったりします。
画像はこの森に棲む鹿の足あと。
実際に鹿と遭遇したわけではないのですが、厳しい冬の山で懸命に生きていることを感じます。
豊かな環境で生活できているのに、小さなことで悩んだり苦しんあだり……人間の弱さみたいなものを学んだ気がしました。
ですが、逆も然り。
沢岸には、鹿まるまる一頭が横たわっている死骸も見つけました。
同時に自然の厳しさも知ることができました。
なぜ不便な場所で生活を営むのか考えてみる
画像の建物は農機具などを収納している納屋です。
所有者は近くの民家に住んでいらっしゃるのですが、この雪深い場所で、古くから生活されている雰囲気が伝わります。
今日は少し寒いな~とか言っている、そういうレベルではありません。
買い物のために町へ繰り出すのも大変でしょう。
水道も凍るので、湧水や沢の水を引いて生活用水として使用したりします。
不便な場所でも、先祖代々受け継がれ育まれてきた土地を守るため、この地に生活し続ける姿は立派です。
また、上手に自然を利用し、寄り添っておられます。
知恵を使うことで、人はいかようにも幸せを手に入れられるのだと実感しました。
森の小さないきものとの奇跡的な出会いを楽しむ
渓流の王様「イワナ」。
とても警戒心の強い魚なので、こうして写真に収めることができたのは奇跡そのものです。
まだ幼魚のようでした。泳ぎも上手ではなく、よちよち歩きという感じ(笑)。
美しい渓流であることを証明しており、私自身、この素晴らしい場所で過ごしていることへの感謝の気持ちも湧いてきました。
無事に大きく育ってくれることを願いました。
森林浴を楽しめることに感謝する
ひと通り散策を楽しんだ後は、この森の氏神様をお参り。
歩いていけるような場所に山神様が鎮座されているようなら、私の場合は欠かさずお参りをします。
願うことは、
『この地に招いてくれたことへの感謝』と、『この地で暮らす方々の幸せを祈る』ことです。
ちなみに画像の氏神様は「猫淵(ねこぶち)神社」といい、猫が祭られている なんとも可愛らしい神社なのです(∩´∀`)∩
森林浴レポートのまとめ
いかがでしたでしょうか?
“森林浴” といっても、そこが公園でも、森でも山でも、樹々のある場所で楽しみながら過ごすことが本質だと思っています。
ヨガをしなさいとか、瞑想をしなさいとか、そんなルールはありません。
さらには樹木が発する「フィトンチッド」がどうたらこうたらも無視して良いくらいです(笑)。
- 冬の雪山は防寒対策をしっかりする!(スニーカーだめ!長靴!)
- ランニングアプリなどで、ルートを記録しながら散策する
(もしも動けなくなったとき、遭難場所を家族と共有できる) - 道の無い場所では、川や沢に近づかないこと!
- 森林の空気を吸うことばかりを意識する必要はない
(歩こうが休もうが、そこにいるだけで森林浴効果は充分) - 曇って風が出てきたら退却する
- ポットに温かい飲み物を入れて持っていく
(コンビニで買ってもすぐ冷めるから) - 最長でも2時間過ごしたら終わりにする
(そのときは平気でも帰宅後どっと疲れが出ます)
森や林の中を散策し、リラックスできたり、何かを発見して楽しめたりすれば、それはもう森林浴をマスターできたと言っても過言ではありません。
私の場合は軽い運動も兼ねて行うので、若干トレッキング寄りですけど、10分歩くだけでも良いですし、寒かったら車の中で景色を楽しむというのも全然アリです!
森(樹々)に囲まれた時間を過ごす!それだけで良いのです!
森林浴の効果について
森林の中で瞑想すれば心は落ち着きますし、ヨガに取り組んだらリフレッシュすると思います。
でもそれらは、自宅で行なっても同じような効果があると思うんですよね。
何も、森林浴で行なわなくてはダメってこともないと思います。
あと、樹木から発せられるフィトンチッドですね。
リラックス効果があり、免疫力を高めるとも言われています。
リラックスはするのでしょうけど、それがすべてフィトンチッドによるものではないはずです。
美しい景観美に触れ、川のせせらぎに癒されるからリラックスしているところもありますよね。
ネットの情報や森林浴を強く勧める人たちの話ほど、強力に期待はしないほうが良いです。
というか、時間が経過してじわじわと効果が出てくるものだと思っていますし、反対に劇的な変化は望めないと思っています。
ですから、森林浴の効果やメリットを巷の情報と同じく過大評価しないほうが良いです。
それよりは、
「今、森林浴をしていて気持ちいい!」とか、
「森や自然の豊かさに触れて幸せ~」などと、
気持ちの上で良い状態を作ることに集中するほうが、とても有意義な時間を過ごせるはずです。
そうしているうちに、必ずフィトンチッド効果は出てくると思いますし、意識していなくとも心はリラックスしています。
森林浴がもたらす効果については、いちいちネットの情報を調べなくても、意識していないところであなたの心身に貢献してくれます(*^^*)。
ですから、非現実的なこのアクティビティを、そのときその場所で味わい尽くして楽しみましょう!
ちなみに、森林浴の効果について書いた記事もあります。
この記事の内容を軽く押さえておけば、森林浴は十分楽しめますよ♬
まとめ
ここまで長々とお読みいただきありがとうございました。
簡単に今回の内容をまとめておきます。
- 難しくない!知識も必要ない!ひとりでも森林浴は十分楽しめます!
- 海外でも人気のアクテビティ(動画を参考に)
- 先日わたしが楽しんできた森林浴をご紹介しました
- ただし、冬の森林浴は防寒対策など気を付ける点がいくつかあります
- 情報を鵜吞みにして効果を過大評価しないこと
楽しむことで身体はしっかり反応しています
休日や、気持ち的に行き詰まったときは、ひとりでふら~っと里山に遊びに行くのが趣味みたいなものです。
このブログでまたちょいちょい森林浴ネタを書きたいと思います(∩´∀`)∩
日々、気温も高くなってきましたので、山に行かれる方は雪崩とかに十分お気をつけください!
それではまた~♪