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「小雪」末候【橘始黄】|お歳暮お忘れなく・一年の感謝を伝える年末の風物詩

小雪の末候(七十二候・第六十候)「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」

11月22日より、二十四節気のひとつ「小雪(しょうせつ)」に入っています。

文字通り、雪がちらちらと舞い散る頃。

こちらは約2週間、12月6日まで続き、12月7日から「大雪(たいせつ)」へと移ろいでいきます。

そして、昨日12月1日で、小雪の次候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」が終わり、本日12月2日より小雪末候(七十二候・第六十候)「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」に入りました。

小雪」の略本歴一覧
略本歴 名称
初候

11月22日~11月26日

虹蔵不見
(にじかくれてみえず)

意味:虹を見かけなくなる

次候

11月27日~12月1日

朔風払葉
(きたかぜこのはをはらう)

意味:北風が木の葉を払い除ける

末候

12月2日~12月6日

橘始黄
(たちばなはじめてきばむ)

意味:橘の実が黄色くなり始める

今回の記事でも、この季節ならではの楽しみ方やお料理レシピをご紹介します。

小雪」、そして「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」の5日間を健康で、楽しく暮らしましょう!

この記事でわかること
  • 七十二候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」が教えてくれるメッセージ
  • 改めて大切にしたい「感謝の気持ち」
  • 12月2日「奴隷制度廃止国際デー」から考える命の尊さ
  • 冬本番しっかり備えたい健康な身体づくり
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小雪」末候【橘始黄】

「小雪」末候【橘始黄】

12月2日より6日までの5日間、「小雪」の末候(七十二候・第六十候)「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」に入りました。

冬のスタートを知らせる「小雪」もあと少し。
いよいよ本格的な冬に備えるタイミングです。

「橘始黄」のたった3文字が私たちに教えてくれることを丁寧にひも解いて、心と身体はポカポカと温かい冬を楽しんでいきましょう!

 

「橘始黄」が教えてくれること

小雪の末候(七十二候・第六十候)「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」

略本歴「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」という言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか。

中国の宣明暦では「閉塞而成冬」と呼ばれ、
天地のエネルギーが完全に塞がれて冬が始まるとされていますが、
どうやら日本ではただ単に長く厳しい冬の到来を現わしている表現だけにとどまらないようです。

そこには日本人らしい、儚くも粋な表現がありました。

小雪」末候【橘始黄】とは

「橘」は葉が枯れることのない常緑樹で、
日本書紀』ではその実が「不老不死の実」として登場します。
常緑が「永遠」を喩えるということで喜ばれたそうです。

小さく可愛らしい実をつけて、この時期から黄色い色を着け始めます。

古今和歌集では “昔の恋人” に喩えられて詠まれており、この冬の時期と相まって何処か儚さも感じますね。

「橘始黄」とは、厳しい寒さに暮らす私たちの「健康」への願いや「切ない想い」を大切にする粋な言葉だと思います。

「橘」ではありませんが、コタツに温まりながらミカンを食べる光景は、日本の冬の風物詩。
ビタミンを摂って健康に暮らしたい、そんな時期に差し掛かってきたよと教えてくれているようです。

「橘」のことをもう少し詳しく

文化勲章 - 出典Wikipedia

文化勲章 - 出典Wikipedia

橘は「不老不死」、「永遠」、「昔の恋人」などのイメージで古くから日本では愛されてきた植物。

日本に古くから野生していた日本固有のカンキツです。ミカンの仲間ですね。
和歌山県三重県山口県四国地方、九州地方の海岸に近い山地にまれに自生しているそうですよ。

近縁種にはコウライタチバナがあり、
萩市に自生しているものは、国の天然記念物となっています。

また、昭和天皇が創設した「文化勲章」の白い5片の花は橘をデザインしています。
東京高等工芸学校教授で彫刻家の畑正吉さんがデザインしました。

キシュウミカンやウンシュウミカンに似た外見をしていますが、酸味が強く生食用には向きません。
そのためマーマレードなどの加工品にされることがあるそうですよ。

 

12月・この時期に思うこと

「お歳暮」お忘れなく

いよいよ今年もラストの1ヵ月に入りました!

今年もコロナ問題で様々に私生活や社会では窮屈な思いをしました。
でもワクチン接種も進み、やっと10月頃から制限も緩和されつつ、戸惑いもありながら日常が取り戻せてきているようにも感じます。

1年の総決算。
「終わり良ければ総て良し」というわけではありませんが、来年に向けて健康で前向きにこの冬を乗り切りたいですね!

「お歳暮」お忘れなく

この時期になると師走という言葉が示すように
年末に向けて何かと慌ただしくなります。

一年無事に過ごせたのは、自分の力だけではなく、やはり家族、親類、上司や恩師が支えて助けてくれたからこそ。
そのお礼の意味も込めて、お歳暮という形で何か素敵なものを贈りたいですね。

お店はそんなお客さんたちで忙しくなる季節です。

私は貧乏でお金に余裕のある立場ではありません(笑)
何も買ってあげることはできませんが、せめて献身的に尽くしてくれた妻に気持ちだけでも感謝を伝えたいと思っています(*^^*)

お世話になった方々のことを想い、どうか素敵なものをプレゼントなさってくださいね☆

楽天市場「お歳暮」で検索

奴隷制度廃止国際デー

1949年に人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約の採択された日(12月2日)にちなんで制定された国際デーの1つ。

2000年にコフィー・アナン国連事務総長
世界人権宣言第4条
「何人も奴隷にされ、または苦役に服することはない。奴隷制度および奴隷売買は、いかなる形においても禁止する」
を踏まえて、あらゆる形での奴隷制度の廃止を願って組織犯罪防止条約を初め人身売買に関する条約が策定されていることとしています。

先日も、日本での売春事件のニュースが掲載されたばかり。
売春や人身売買など、人の命をお金でやり取りするアンダーグラウンドのような世界は身近なところにもこうやって存在すると思うと本当に悲しく思います。

「売春」に関するニュース

人だけに留まらず、ペットなどの動物も含めて、尊い命を重んじる心を理解できる世の中になってほしいと願うばかりです。

 

忙しい12月こそ自分を大切に

忙しい12月こそ自分を大切に

健康な身体づくりには、やはり「食」と「運動」がモノを言います!

食材では、冬に旬を迎えるものが身体を温めてくれるので積極的にいただきたいですね!

そして運動も、飽きずに続けることが大切。
今日は室内で短時間で取り組めるエクササイズをご紹介します!

「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」時期に食べたい開運レシピ

完全に冬に突入したことを教えてくれる「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」。

身も心も、森羅万象この世のエネルギーさえも停滞する季節。
ちょっとしたことでも体調を崩しやすい季節だからこそ、しっかりと旬の食材をいただいて健康な身体をつくっておきたいですね!

今回は身体を温めてくれて免疫力アップも期待できるレシピのご紹介です!

こたつ@このブログを書いてる人
赤メガネのトコさんの生姜レシピは元気出ますよ~

こたつ@このブログを書いてる人
お酒があまり飲めない私はアルコールを飛ばしていただきます(*^^*)

寒さに負けない!下半身の体幹エクササイズ

足は第2の心臓といわれるくらい、血液の循環に欠かせないポンプの役割を果たしています。

自宅でもできる下半身中心の体幹レーニングで血の巡りを良くして、寒さに負けない身体をつくりましょう!

こたつ@このブログを書いてる人
短時間で取り組めて、脚痩せ効果も期待できますね!

まとめ

「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」まとめ

記事のおさらい
  • 橘は「不老不死」や「永遠」を意味し、儚い恋にも例えられる果実。健康を願い、冬の切なさをイメージさせてくれる日本人の粋なセンスを感じます。
  • 文化勲章の花のデザインは「橘」の花。見たことあるでしょ?
  • 改めて大切な人への感謝を伝える「お歳暮」。お忘れではありませんか?
  • 12月2日「奴隷制度廃止国際デー」。最近も売春斡旋の事件が報じられたばかりです。
  • 本格的な冬を前にしっかり身体のメンテナンスをしておきたい!食事とエクササイズで冬に負けない身体づくりを!

12月とは…、本当に季節が巡るのは早いものです。。。

12月7日から、二十四節季もひとつ進んで「大雪(たいせつ)」に入ります。
川の氷も凍てつき、「流れ」「動き」が止まる季節です。

ブログカテゴリ「季節を楽しむ」では、そんな“流れ・動き”をテーマに書いてみたいと思っています(*^^*)

本日も最後までお読みくださってありがとうございました!
ではまたっ!

こたつ@このブログを書いてる人
寒くしないでね (*^^*)
また遊びにきてね~