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【転職うつ】入社3カ月ですぐ辞める…心が疲れる前に気付いてほしいこと

今日退職しました

 

2021年10月20日、今日を持って私は今勤務している会社を辞めました。

とても残念でなりません。

“ 嫌で辞めた ” というよりは、病気が理由で辞めることになってしまったから。

 

たった3カ月ちょっとしか居ませんでした(笑)。

情けない・・・( ;∀;)

 

ふーむ、、、なんか今までの会社人生の中で、こういう辞め方って正直想像していなかったので。

なんかこう、モヤモヤした感じで、職場を離れるって感じです。。。

 

【転職うつ】入社3カ月ですぐ辞める…心が疲れる前に気付いてほしいこと

 

 

このエントリー記事を読んでわかること
  • 45歳入社3カ月で会社を辞めた理由
  • 心の状態に敏感になってほしい
  • どんな状況であれ自分は恵まれているということ
  • 転職を考えている人へアドバイス

 

 

 

 

退職の理由…私を襲った『社会不安障害

 

4カ月前、今の会社に転職したはなし

 

今年の7月に今の会社へ入社しました。

45歳にして、「これからこの会社で定年まで頑張るぞ!」と意気込んだ、まさに人生をかけた “ 転職 ” でした。

 

前職ではホテルの営業職として約8年勤務させていただきましたが、当時、今の会社の求人募集を見て “ やりたいことができそう! ” と、思い立ったのが転職のきっかけです。

今の会社では、ECサイトの運営・管理の求人募集をしており、私はまさにこういう仕事を求めていたところでした。

 

ECサイトというか、ビジネスにおいて、インターネットでの売り上げの構築に将来性と魅力を感じていたのです。

 

年齢的には少し難しい挑戦でしたが、応募させていただき、間もなく採用していただきました。

 

『これから、今までの経験を存分に活かしてこの会社に貢献しよう!』

 

そう誓ったことは今でも鮮明に覚えています。

今もなお、そういう気持ちはあります!

 

入社1ヵ月で精神疾患を発症

 

7月に入社して、希望していた部署への配属が決まりましたが、その前に、約1カ月の実習が待っていました。

 

これこそが、私にとって地獄の始まりでした。

 

今の会社は、数十カ所の事業所を展開する、地元でも有数の大きな企業でした。

そういうわけで、配属された部署はすべての事業所と絡んで業務推進する必要があったため、この1カ月で各事業所を廻り、実習をすることになりました。

 

様々な事業があります。

食品加工(工場 十数カ所)、観光ホテル(3カ所)、物販店(3カ所)、飲食店(3カ所)、企画部署、経理部署 … と、実に多くの事業所で実習を行います。

お分かりになると思いますが、これだけの事業所を1カ月で回るので、長くても1カ所3日程度実習させていただいただけで、次々に新しい事業所へ移っていきます。

 

中途採用なので同僚も知人もいませんから、いつも一人ぼっちで事業所の門を叩く。

そんな感じでした。

正直、実習時間が短すぎて、その事業所で何を学んだかよく分かりません(笑)。

毎日のように “ 初めてお会いする社員さん ” ばかりで、その事業所の勝手も分かっていないので、私は常に緊張をして過ごしていました。

 

職場ではもちろん皆さん優しく丁寧にご指導してくださるので、滞りなく業務を遂行できるのですが、少し慣れてきたかな、と思う頃にはまた違う事業所へ行かなければならない。そういう日々でした。

 

毎日、毎日、緊張しながら過ごしていたある日、

 

私の心は突然、ポキッと折れてしまいました。

 

実習も終わり、やっと本来の部署での業務が始まって間もなく、

 

怖くて怖くて…会社に行けなくなったのです。

 

緊張、苦しい、怖い…心が疲れている?

 

心が不安定になり、会社に行けない

 

何も根拠はないのですが、

なぜか、「緊張する」、「会社が怖い」、「業務への不安」というものがとても強くなってしまい、家から出ることができなくなってしまったのです。

 

今までの人生でこのような心境になることはあまりなかった(考えてもいなかった)のですが、それらの思いがギューッと心をがんじがらめにしてきたようでした。

 

結局その日は、体調不良を理由に会社を休ませていただきましたが、怖くなってとりあえず、病院に行くことにします。

心が壊れたことは何となく分かっていたので、身体的な診察ではなく、心療内科のほうを受診しました。

 

ヒアリングと診察の結果、

 

私は社会不安障害」と診断されました。

 

ひと昔前は、「対人恐怖症」とか「あがり症」とか言われていた精神疾患です。

極度の緊張、業務に対する強烈な不安感に私は悩まされ続けています。

 

なんというか、頭では理解できているんです。

入社間もないのだから、仕事はできなくて当たり前だと思うし、会社の人とも仲良くなるまでは、一定の距離はあるものです。

 

でもそれらの思考と、心の状態というのは、なかなか一致しませんでした。。。

 

それからも、なんとか苦しみに耐えつつも、会社へは出社し続けるのですが、この不安感というか恐怖みたいな感情は消えることがないまま時間は経過します。

 

通院しながら、投薬治療も行いながら、頑張って仕事との両立を目指してきましたが、、、いよいよ身体が悲鳴を上げ始めました。

強い緊張と不安から、入社2カ月半くらいから欠勤をするようになります。

 

1日、1日と休むようになり、最近では1週間まとめてお休みをいただくような始末。

 

さすがに、もう限界だな、、、そう感じました。

 

退職を決断 ー 自分を大切にしたいと思う

そうして、今から約2週間くらい前になりますが、会社へ退職の意向をお伝えさせていただきました。

 

もちろんこのまま頑張って、病気も治して、ゆくゆくは会社のために活躍できる人材に成長したい!そういう気持ちは今でも持ち続けています。

 

しかし、身体がどうしても言うことを聞かない。。。

 

なので、本当に残念なのですが、

ここは一度、病気の治療と、仕事を切り離して、まずは身体を治すことに専念しようと決断したのです。

 

自分を大切にすることを最優先に考えてほしい

 

幸い入社して間もないので、重要な業務を抱えているわけでもありませんから、引き継ぐことも多くありません。

なるべく、ご迷惑をおかけしないうちに、、、そう思い、退職させていただくことにしました。

 

 

そういう状況の中で会社の対応は

 

どの職場も優しかった

 

職場には本当に恵まれていたと思います。

 

45歳の私に対しても、皆さんコミュニケーションをとろうと、気兼ねなく声をかけてくださいました。

業務についても本当に丁寧に教えてくださって、そういう意味では仕事や職場に対するストレスはあまり感じていませんでした。

とても過ごしやすかったと思います。

 

会社を辞めることになり、職場の皆さんの優しい顔が今でも思い浮かびます。

本当に申し訳ないことをしてしまったなぁ、、、強く後悔をしています。

 

会社も私のために尽力してくれた

 

会社側も、いろんな手を尽くしてくれました。

 

精神疾患を患った私に対して、今月(10月)から、新しい部署への異動を提案してくれたのです。

 

今までの部署では、病気のせいもあって、期待に応えることができなかったということももちろんあります。

しかし、そういう私を気遣ってくれて、さらに少人数で、さらに業務量も少ない、今までとは違う業務(部署)への異動を提案してくださいました。

 

転職のきっかけとなった(今後もやり続けていきたいと思っている)今までの業務にはもう戻れないかも知れないけど、私も何とか会社の思いに応えたくて、異動の話をお受けすることにしました。

 

でも、、、環境は変わったとしても、だからといって一瞬で病状が改善することはありません。

前述のとおり、会社の親身になってくださった対応を裏切る形となってしまいましたが、異動直後、私は会社へ退職を希望したのです。

 

だからこそ自分がふがいない

 

病気の苦しさもあるし、会社の優しさを裏切る苦しさもあるし、、、

今の心の状態は本当にキツイものがあります。

 

45歳という年齢の人間が、、、本当に不甲斐ない。

 

もう少し、物事を楽観的に捉えられて、前向きな性格だったらと思います。

昔から緊張しいですし、コミュ障の一面もあります。

今までは何となくうまくいってましたが、なぜかこの年齢になって、それが悪い方向に作用してしまった。そんな感じです。

 

とはいえ、これが私の性格であり個性です。

性格のことまで病気とは思いたくありませんが、少し鍛えて強くする必要はあるかもしれませんね。

 

 

今後のこと・将来のこと

 

まずは身体を治すことに専念する

 

退職のことについては、家族も理解を示してくれました。

まず、これが大きかった。

 

家族の反対を押し切ってまで退職する勇気はありませんでした。

このまま苦しみ続けながらも、会社へ出社し続けていたと思います。

 

まずは一旦休んで、病気を治そう。

家族はそのように言ってくれました。

 

もちろん、何とか会社に籍を置き続けて、休職とか、無理をしない範囲でとか、辞めずに居続ける方向での検討や模索はたくさんしました。

私も、というか、常識的に考えれば、そのほうが良いと思います。

 

ただ、やはり、一度きりの人生です。病み切ってしまって、命の危機を感じるほどになってしまっては、意味がありません。

精神疾患というものはそういう病気です。

 

うつ病・精神疾患・社会不安障害

 

この病気が、最悪の方向に行きつく場所は、“ 死 ” だと思っています。

身体が蝕まれていく、身体的な症状もそうですが、心が蝕まれていっても、やはり行き着く場所はそういうことなんだと思います。

 

ですから、まだ、なんとか気持ちを保てている今、このタイミングが大切なのかなと判断しました。

 

本当に、家族の理解には救われたと思います。

 

心の病気の治療は長期化するとも聞きます。

ですから将来への不安は大きい。

でも、治らない病気ではない、そう耳にすることもあります。

 

だから諦めずに、でもゆっくりと、直していきたいと思います。

 

会社を辞めたいと思っているひとへ

 

病気が理由で退職する。

私の場合はそうでしたが、退職を決断する人はそれぞれに想いがあることでしょう。

 

偉そうなことは何ひとつ言えませんが、退職するにあたって、どうか “ 後悔 ” だけはしないでほしいと思います。

 

例えば3年勤務した職場を退職する。

でもそこからあと2年頑張って、勤続5年となった状況ではまた違ったものが見えてくるはずです。

その中で苦しいこともあれば、楽しくてやりがいを感じることもあるでしょう。

 

人生ってそういうものですよね。

 

楽しいことばかり、幸せなことばかり、、、というのはありません。

苦楽があってこそ、幸せって感じられるものだと思うんですよね。

 

それもそうなんですけど、もし、苦しくて辛くて、その原因が会社や自分にある場合は、どうかご自身を大切にすることを選んでほしいとも思います。

 

苦楽があってこそ幸せを感じられる

 

私のように病気なら、身体を治すことは一番に考えてほしい。

新天地で活躍したいならその想いを大切にしてほしい。

会社が嫌なら、苦しいなら、自分の心を守ってほしい。

 

そんなふうに思います。

 

そのうえで、まだ頑張りたいな、もう少し続けて成長したいなって思うなら、今は辞めるべきではないかもしれないですね。

 

簡単に転職できるような世の中になったと思いますけど、人にとって転職って人生の中で大きなイベントのひとつです。

やっぱり、よく考えて、大切な人の理解もあった上で、お決めいただきたいなぁと思っています。

 

 

まとめ

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

なかなかの長文で読みづらかったと思います(笑)。(>_<)スミマセン

 

私は心が不安定になってしまって退職を決意しましたが、これからのことについても、とても不安を感じています。

 

また再就職できるのか、このまま再就職できずに生活はどうするか、、、いろんな不安を抱えながらしばらくは生活していくと思います。

 

その中でも、少しずつ病気を治していって、また社会復帰できるように頑張ります。

 

このブログでも、そこらへんのお話をまた書かせていただきたいと思います。

 

では今日はこのへんで。また遊びに来てくださいね(*^_^*)

 

 

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